【DO!BOOK・ページリンク】 35 53 / 108 10秒後にBOOKのページに移動します |
|
51 キルヒホッフの法則を活用する.下図のように漏電電流測定用クランプメーターを使用する.漏電電流を計る.活線のまま,電源側より負荷側へクランプメーターを移動して,漏電電流の多いところを見つける.あとは,漏電電流からオームの法則で,絶縁抵抗を求める. I=E/R で求めると, 単相100/200Vだと 100V/0.1〔MΩ〕=100V/100000〔Ω〕 となり0.001〔A〕となります.0.001〔A〕=1〔mmA〕なので漏電電流1mmA以下なら正常.このようにクランプメーターを分電盤より負荷のほうへ移動して漏電(絶縁の悪いところ)を見つける. (東京都 Iさん) 補修覚悟で,配線ルートをすべて目視するのが一番. (神奈川県 Nさん) 絶縁不良回路のみ,ブレーカーを切り,この回路のジョイント部分をはずし漏電検査器で調べる.器具などの場合も漏電している回路の器具を一台ずつ調べる.この時,切った回路に差してあるものは仮設電気を用意して一時的に仮設コンセントに差す.(大阪府 Nさん) 結露しやすい場所,VA線を無理に曲げている場所,器具(照明,配線器具その他)の接続場所などをまず重点的に点検.見つからなければ,絶縁不良の回線を分岐箇所ごとに切り離して調べていく(点検口などが無いと作業は大変困難である.換気扇,埋込の照明,窓際,水周りのスイッチ,コンセントなどをまず調べると良い). (岡山県 Tさん) まず,外部設置の機器の点検.次に冷凍冷蔵庫関係の点検.以上でほとんど解決するが,一度だけ,天井裏の動力配線のVA3芯をネズミがかじり,線の間に体を入れて死んだことで絶縁不良があった. (福岡県 Hさん) 電源負荷0.001mAくらいから見えるもの(漏電電流測定用)クランプメーター |