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37 Q 36 鉄骨配線の岩綿(ロックウール)吹付け部分の配線方法  鉄骨配線の岩綿吹付け部分の配線方法に困っています.  (E.Tさん)  岩綿吹付け部は前もって配管,二重CD管(PF管),VE,VP管などで保護配管するのが一番良いかと思う.  理由:VVF,SVなどのビニル系外装ケーブルは岩綿に直接埋め込んだ場合,吹付けの溶剤,断熱材の熱抵抗などで完成後,絶縁不良,熱抵抗による電圧降下,変色,強度不足などの後遺症が発生する.大手建設工事会社はじめ,各施工管理者は,保護対策のない直埋設配線を工事中止,または受け取り拒否という現場が多くなっている.    (神奈川県 Kさん)  基本的に,吹付けの前にFVラックを使用して配線するが,すでに吹き付けられている場合は,パイラックの取付け部分だけ,吹付けを除去し,取り付け,配管をパイラッククリップで固定し,配管の中にケーブルを入れる.その他,C型チャンネル部分は,ケーブルを転がして配線する.      (新潟県 Kさん)  岩綿を取ることができたら一番いいのだが,それができない場合,H鋼だとズンギリとL型金物で,鉄骨をはさみむ.そのとき,ズンギリを少し長くしておいて,そこに電線を取り付けます.    (大阪府 Nさん)  岩綿吹付けは,建築物の耐久性を向上させるもの.除去すると建築および消防検査を要する物件については,問題になる可能性がある.  岩綿吹付け前にH形鋼吊り金具を必要な所に取り付ける.ボルト穴にバインド線を通しておく.岩綿吹付け後に電線を配線し,バインド線で縛る.天井が高い場合は,3分のズンギリを使用して配線支持金具を取付ける.        (愛知県 Mさん) ▼吹付け前 ▼吹付け後 !